3:インフルエンザ迅速検査の偽陰性に注意


浜松市内でも1月に入ってからインフルエンザが猛威をふるってます。高熱が出て病院・医院へか
られる患者さんも多いかと思われます。最近どこでもインフルエンザをその場で調べることが出来る検査キットがおいてあり、素早く調べることが出来る様になりました。

キット付属の綿棒を喉や鼻の粘膜に擦り付けて検体を採取するだけ。専用の試薬にひたし、試薬を試験紙に浸けるだけ。たった10-15分程度まつだけ、という簡単検査です。ところが使ってみると意外な盲点があります。

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病気の発症直後に調べた場合、例えインフルエンザだったとしても判定で陰性が出る場合が見られる場合が有ります。これはおそらくまだインフルエンザウイルス量が少ないために十分な抗原量が得られないためと思われます。

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高熱が出て6-12時間くらい以降で陽性が出易いようです。当院では初診時にインフルエンザ検査キットで陰性だった場合でも、翌日に症状の改善が認められなかった時はインフルエンザを強く疑い、再検査をお勧めしております。



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